如月 凛のキラキラDiary

fmGIGパーソナリティー如月凛のHPです

ラジオダイアリー12月22日放送【こころの通訳者たち】

今回の凜のラジオダイアリーは
先日見に行った映画「心の通訳者たち」をご紹介させてください。

見えない人、聴こえない人、車いすの人、小さなお子様を連れた人、
誰でも一緒に映画を楽しむことができる日本で唯一のユニバーサルシアターの
シネマ・チュプキ・タバタでは、 上映する全ての映画音声ガイドと字幕をつけている。
そんな映画館にある相談が持ち込まれたことから2021年9月、
本作の撮影がスタートした。
耳の聴こえない人にも演劇を楽しんでもらうために挑んだ、
3人の舞台手話通訳者たちの記録。 その映像を目の見えない人にも伝えられないか?
見えない人に「手話」を伝えるには。
コロナ禍のなかで進行した、見える人、見えない人、聴こえる人、聴こえない人たち
個性豊かなメンバーによる 「音声ガイド」づくり。
ちょっと無茶かも・・・と思われたアイデアから見えない人と聴こえない人にも対話が生まれ 、
互いに知らなかったことに気づいていく。
演劇との架け橋になろうとした舞台手話通訳者たちの想いを伝えようと、
壁にぶつかりながらも音声ガイドづくりを「諦めない」メンバーたちの想いが重なり、
いつしか言語を超え、障害のあるなしを超えて、
『こころ』のバトンを繋いでいく。 と、ここまでは公式HPに掲載されている文章です。
 私はfmGIG「あなたのこころに届けます」でおなじみの
北村直美さんにおすすめされて 見に行ったんです。
それもたまたま舞台挨拶の回。
京都みなみ会館という小さな小さな映画館で上映されました。
私、京都みなみ会館って初めて行きましたよ。
私、最近手話を教えていただいてるんです。
なので、この映画にとても興味がありました。
そもそも舞台手話通訳者さんがいるってことも知らなかったですし、
見えない人に手話を伝えるってどういうこと?
そんなことってできるの?
そんな難題をクリアにしていくドキュメンタリー映画だと思いました。

そして、舞台挨拶。
この映画のために作られたイメージソング「ユウキノウタ」から始まりました。
視覚障害者のバイオリニスト・白井崇陽(たかあき)さんが書き下ろした
オリジナルソングに視覚障害者の石井健介さんがラップで参加。
こちらの「ユウキノウタ」のMVがYouTubeで公開かれています。
前向きな歌詞と耳障りのよいテンポ良い音楽に惹きつけられます。
MVでは聴覚障害者の手話歌パフォーマのNyankoさんが参加されてます。
ぜひぜひ検索してみていただきたいなと思います。
舞台挨拶はシネマ・チュプキ・タバタの平塚千穂子さん、
視覚障害者の白井崇陽さん、石井健介さん、映像制作ディレクターの 越美恵さんの4人と
手話通訳者の方が舞台上へ。
その後、グッズを買った方にサインをくださるということでパンフレットと
平塚千穂子さんのご著書 「夢のユニバーサルシアター」を購入し、
サインをいただきました。
平塚さんをもっと前に知っていれば、いろいろ質問できたのに…と思いました。
それはご著書の「夢のユニバーサルシアター」を読んでから感じたことなんです。
映画に音声ガイドをつけるって本当に大変な作業です。
バリアフリー字幕や音声ガイドの普及は全体の1割程度。
シネマ・チュプキ・タバタでは未対応の作品については1から制作を行うそうなんです。
音声ガイドの制作は1作品につき歓声まで1~2か月かかるということですので、
もうすごいとしか言いようがないです。
たとえばボランティアで障害者にかかわっていらっしゃる方や
障害者の介護というお仕事に携わってる方もいらっしゃると思います。
音声ガイドを作るということも障害者の方のお手伝いになる!ということなんですよね。
素晴らしいお仕事だと思いました。
声を仕事にしたいって思う私も関わりたいやん!なぁんてあさはかにも思ってしまいました。
あっ、私のことはどうでもいいんです。
耳の聴こえない人にも演劇を楽しんでもらうために挑んだ3人の
舞台手話通訳者たちの記録です。
その映像を目の見えない人にも伝えられないか?見えない人に「手話」を伝えるには―
この映画「こころの通訳者たち」、ぜひぜひ見ていただきたいなと思いました。     

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