温かなお皿【ラジオダイアリー読書感想文】
10月19日放送のラジオダイアリー
如月凛の読書感想文のコーナー
突如、作ったコーナーなのですがお友達が「早口言葉のコーナーはやめとけ!」と
言われるので読書感想文のコーナーを新たに作ってみました。
10月に入って読書の秋ということでおすすめの本のご紹介などもいいかなーと
思って、今回は美味しい本をご紹介したいと思います。
江國かおりさんの「温かなお皿」をご紹介させてください。
これは例によって例のごとく短編集です。
短編集は朗読に向いてますからね。
実際、私は向日市図書館のイベントでこの温かなお皿から「子供たちの晩餐」を
朗読させていただきました。
ちょうどテーマが五月だったので、五月と言えば端午の節句→子供が主役のお話がいいのではないかと思いちょうどぴったりだったのです。
それにこの「温かなお皿」は私の十字屋カルチャーセンターの朗読教室でも
テキストとしてつかわせていただきました。
そのくらい思い入れがある作品なのです。
本のタイトルは「温かなお皿」ですが、温かいだけじゃない、ひんやり感もあるお皿なのです
12皿のおいしいショートストーリー、とても読みやすいのではないかと思います。
穏やかな美味しいお話が詰まっている本だと思いきや、そこは江國さん、
「あー面白かった」だけでは、帰らせてくれない何かがある。
例えば…
本妻と不倫相手の女性が、夫に内緒で食事をするという設定。
修羅場到来か?とハラハラするのですが、
拍子抜けするくらい妻の態度が穏やかで自然。
若い女性の方はあれこれ作戦を考えてこの場に臨んだのですが、
この妻の様子に完敗。
「私を泣かせることなんて、この人には朝飯前だったのだ。
修羅場の方がずっとまし。泣きおとしの方がずっとまし。」
相手の女性をこんな風な気持ちにさせ、
完璧な後ろ姿で去って行った妻。
ありふれた話なのかもしれないけど、なんだかとっても怖いのね。
相手を傷付ける言葉もなく、主人を責めるわけでもなく、
こんな風に思わせるなんて。笑顔で叱られている感じです。
江國さんの描く「温かなお皿」は、ちょっとひんやりする一面もある。
そこがまた面白いおすすめの本です。
例えば…
本妻と不倫相手の女性が、夫に内緒で食事をするという設定。
修羅場到来か?とハラハラするのですが、
拍子抜けするくらい妻の態度が穏やかで自然。
若い女性の方はあれこれ作戦を考えてこの場に臨んだのですが、
この妻の様子に完敗。
「私を泣かせることなんて、この人には朝飯前だったのだ。
修羅場の方がずっとまし。泣きおとしの方がずっとまし。」
相手の女性をこんな風な気持ちにさせ、
完璧な後ろ姿で去って行った妻。
ありふれた話なのかもしれないけど、なんだかとっても怖いのね。
相手を傷付ける言葉もなく、主人を責めるわけでもなく、
こんな風に思わせるなんて。笑顔で叱られている感じです。
江國さんの描く「温かなお皿」は、ちょっとひんやりする一面もある。
そこがまた面白いおすすめの本です。
例えば…
本妻と不倫相手の女性が、夫に内緒で食事をするという設定。
修羅場到来か?とハラハラするのですが、
拍子抜けするくらい妻の態度が穏やかで自然。
若い女性の方はあれこれ作戦を考えてこの場に臨んだのですが、
この妻の様子に完敗。
「私を泣かせることなんて、この人には朝飯前だったのだ。
修羅場の方がずっとまし。泣きおとしの方がずっとまし。」
相手の女性をこんな風な気持ちにさせ、
完璧な後ろ姿で去って行った妻。
ありふれた話なのかもしれないけど、なんだかとっても怖いのね。
相手を傷付ける言葉もなく、主人を責めるわけでもなく、
こんな風に思わせるなんて。笑顔で叱られている感じです。
江國さんの描く「温かなお皿」は、ちょっとひんやりする一面もある。
そこがまた面白いおすすめの本です。
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