如月 凛のキラキラDiary

fmGIGパーソナリティー如月凛のHPです

昔子供だった大人のあなたへ「最初に夜を手放した」

fmfmGIG「お昼にほっこりどーどすか」
2024年1月11日に放送した「昔子供だった大人のあなたへ」の
コーナーでご紹介した内容です。




最初に夜を手放した 作:絵 椿冬華 

です。

印象的なタイトルです。

私がこの本を知ったのはSNSのnoteです。

椿さんはnoteにいらっしゃって私がフォローさせていただいて

記事を読ませていただいてました。

すぐに本を買い求め読みました。

まずあとがきを読ませてください。

生まれつき聾唖で

だんだん目も見えなくなっていく

アッシャー症候群を患い、

夜を手ばなし、昼を手ばなし、

冒険心も、大好きな本も手ばなしていく。

できていたことができなくなっていく絶望感の中で、

タブレットで本を読み、

スマートフォンで会話をし、

やがて見えなくなる世界を

アプリを通して全力で記憶する。

音もなく、トイレットペーパーの芯を覗くような視野で見える世界が、

どれほど愛おしいものなのか――

著者の心からの願いが一冊の絵本になりました。

失ったものは二度と戻ってきません。

「今」を後回しにしていませんか? 

そして黒柳徹子さんからのコメントが

作者の椿さんは、耳が聞こえなかった。

そこに目もだんだん見えなくなってきた。

そのことを椿さんは、

「夜を手ばなした」と表現している。

なんという美しい表現でしょう。

椿さんは諦めない。

私は椿さんの個性を、うらやましく思います。

もうこれだけで感動するのが目に見えるような絵本です。

実際に子供の頃って

このまま目悪くなって見えなくなったらどうしようとか

耳が聞こえなかったら・・・とかネガティブに考えたこともありましたが

それをマイナスに捉えずに全力で楽しんで生きていらっしゃるんですよね。

そして強い。

Eテレでも放送され、反響を呼んだ大人の絵本です。

ぜひ手に取って読んでいただきたい絵本です。


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